あの夏日

最初に告知を、今月の茶話会は
30日(土)10時から行います。
先々月と同様、場所をアイーナから変更しています。
お問い合わせはこちらをご参照ください。

「茶話会」だとイメージが掴みづらい、
という意見を頂きました。

内容としては住宅相談と理解して頂いて、
それはそれで構いませんが、
相談会のように本腰を入れて建築の相談をするだけが
主眼ではなく、とりとめもなく家にまつわる悩みを
お茶を飲みながら話す場でもありたいと思って
「茶話会」としています。

ちなみに読み方がわからないともよく言われますが、
「さわかい」です。

名前はなんでも、気軽に家のことを話す場です。
お気軽にお問い合わせください。

ここ3週間ほど、現場に出る日が続いている。
日によっては一日中、力仕事をしている。

最高気温が30℃前後の日が何日もあって、
もう体に水分が残ってないんじゃないか、
と思うほど汗をかく。

ここまで暑いと、現場で
「子供の頃はこんなに暑くなかったよな。」
「まだ5月(6月)なのに30℃なんて日はなかった。」
という会話が、頻繁に出る。

普段は印象だけで話すのだが、
昨日は調べる気になってネット検索をしてみた。

気象台に聞いてみないとわからないものかと思いきや、
いくつかのサイトでデータベース化されていた。
1950年代から載っている。便利な時代である。

僕が小学生の頃というのは、1980年代後半である。
ランダムに1987年6月を調べてみた。
実は当時、月に5日も最高気温30℃超の日があった。
初旬に3日、下旬に2日である。

おもわず声が出るぐらい驚いた。
そんなに暑かったっけ…

その前年、1986年は一日もなかったが、
最高気温25℃以上の夏日は10日もあって、
27℃を超えた日は6日ある。
1988年は夏日が7日、27℃超が3日。
涼しめに思えるがその代わり、5月時点で
30℃を超えた日が1日あった。

案外暑かったのである。
30年前の岩手も、6月は夏のようだった。

考えてみれば小学生当時は、
暑くてもまっくろに日焼けしながら遊んでいたし、
寒くても短パンだったりもした。
気候は関係なかったのだから、
記憶にも残らなくて当然である。

それと、6月は梅雨に入って最高気温が
10℃台前半という日も珍しくなく、
全体としては涼しいイメージだったのかもしれない。

なにより、あの頃から30年経っているのである。
自分の体も、いろいろなものを失ったのだろう。
切なさの残る、夏日の調べごとである。