声をあわせて

サッカーのワールドカップはあと2試合になった。
フランス対クロアチアの決勝がとても楽しみだ。

高校時代の部活(主題とは無関係)

98年のワールドカップ、フランスで日本に勝ったときの
クロアチア代表に、ズボニミール・ボバンという選手がいた。
知性と闘志に溢れて魅力的なプレーをした。
いまでも五指に入るぐらい大好きな選手だ。

現在の司令塔、ルカ・モドリッチも、
対するフランスのアントワーヌ・グリーズマンも、
小柄でフィジカルモンスターには程遠いが、
精力的で知的なプレーをするので
対戦が楽しみなのだ。

僕は評論家ではないので、ただの感想である。
主題は他にある。

そのクロアチア代表、準決勝でイングランド代表を
激闘の末に破ったが、敗れたあとの
イングランドサポーターが、選手達に向けて
Oasis の「Don’t look back in anger」を合唱したそうだ。
イングランドの伝説的な選手、ゲーリー・リネカーが
ツイッターに動画を投稿していた。

Oasis も、ボバンと同じ時代に大好きだった。
18年前に横浜アリーナでコンサートがあったとき、
最後かその前ぐらいに演奏された曲が
「Don’t look back in anger」だった。

ノエルが歌うのもいいけれど、あの歌は合唱すると
身震いするほどに感動する。
横浜アリーナで僕も他の聴衆と一緒になって
大声で歌った(というか叫んだ)が、
イベントごとであんなに気持ちよかった経験は他にない。

クロアチア対イングランドの試合後の合唱も、
ほんの短い動画だったが少し鳥肌が立った。

昨日はひとりでいることを大事だと書いたが、
時にたくさんの人と一体になる経験も、
楽しくて深い印象を残す。
とてもいいものだ、と言いたくて書いた。