ミッドサマー

6月21日、夏至。
天候は曇り、ときどき晴れ

日の出から日没までが最も長い日なのに、もったいない。
でも実際はとても風が爽やかでよかった。

冬至の日はかぼちゃを食べたり、
“と”の付く食べ物を食べたり、ゆず湯に入ったりと
いろいろなまじないがあるが、夏至にはあまりない。
農繁期だからそんな暇ない、というのが
身も蓋もないながら理由であるらしい。

ヨーロッパなどでは、夏至祭が盛んだそうだ。
夜でも明るい季節に、屋外でごちそうを食べて
総出で楽しんでいるようすは、
見るからに異世界という感じで憧れる。

コロナ禍でいろいろな祭が中止になっているが、
祭は季節の象徴でもあり、営みの節目でもある。
はやく平穏になって、再開できるといい。

ちなみに記事のタイトルにしておいてなんだが、
映画のミッドサマーは見ていない。
グロテスクな映画が苦手なので
とてもではないが見られない。
トレイラーだけで怖気がする。

夏至とは、北半球で昼時間が最も長い日だが、
二十四節気のひとつでもあって、
小暑の前日までの15日ほどを指す。

二十四節気は、大昔の生活に根差した
暦代わりの決め事だったので、
ときどき気になって歳時記など読んでみると
いろいろと面白い。

今日からは日が短くなるだけだと思うと気が重い、
と北国の人はよく言う。半分は同感だが、
これから本格的に暑くなるのだと思うと
そのほうがげんなりする。

その先の秋に向かっているのだと思えば
楽しみと言えなくもない。
今年もがんばって乗り切るしかない。
さあ、夏である。