平成最後の

昨年後半ぐらいから、年中行事には
何につけても「平成最後の」と枕詞がついた。
猫も杓子も、というような言葉遣いは
あまり好きではないが、事実として
平成最後の正月が終わった。

元旦は、さらっと雪が降った。長くは積もらなかった。
電話もメールも来ず、本を読んでいれば
いつまでも静寂の世界である。
元号はどうあれ、なにも変わらない正月であった。

今年は雪が少ない。外出するには助かるが、
農家さんをはじめ、自然相手の仕事への影響は
心配である。何事も極端はよろしくない。

初詣は天神さまへ。今年受験の姪に、と御守を買う。
熱心に念じておいたが、姪のほうが遥かに学業優秀なので
足を引っ張るかもしれない。申し訳ない。

これからすぐに現場があり、
書肆みず盛りにも新しい書籍を入れる。
動きの多い年明け。
気持ちまで浮き足立たないように、と思っている。

今年もよろしくお願いいたします。