キッチンの改修・交換

最近のご相談は、キッチンの改修がいちばん多いです。

多くは、新築時にシステムキッチンを設置したけれども、
扉(あるいは引き出し)になってるのが使いづらく、
合わなくなってきたし、だいぶ古びたので
キッチン自体を交換したい、というもの。

こちらのお宅でも、キッチンがだいぶ古びてきて、
シンク下などの扉のなかは把握できないぐらいの物があり、
背後の食器棚は必要に応じて買い足したので
サイズも使い勝手もバラバラだったとのことでした。

それでも不都合がなければ構わないのでしょうが、
不都合だということなので改修することになりました。

お客様はこれを機に物を減らすことも意識されていたので、
今あるものが全部入る収納は必要ない、
整頓して使いやすいことがなにより大事だ、とのこと。
それで扉もつけず、何がどこにあるか一目瞭然にしてあります。

打ち合わせでお話をじっくり伺って、質問して掘り下げていけば、
こういうご要望もきちんと形になっていきますが、
カタログの中から選ぶだけではなかなかそうはいきません。
実際のところ、最近は新築住宅のキッチンでも改修・交換でも、
下部がオープンタイプのものをご要望される方が多いです。

新築時には、この先の40年50年を暮らすというつもりで考えても、
改修となるとこの先10年20年だしなあ、とおっしゃる方が多い
ということを、以前のブログにも書きました。

毎日おこなう数十分から数時間の作業の場がストレスな状態と、
自分に合わせてまったくストレスを解消した状態と、
それが10年20年繰り返されると考えれば、後者のメリットは
まったく小さくない、と私は思います。

キッチンに限った話ではなく、洗面脱衣所でもトイレでも
廊下でも玄関でも、もちろん居間や食堂、個室でも、
不都合を解消することで得られるメリット、快感を
一度考えてみてはいかがでしょうか?